200km試乗記

電動バイクに乗り始めて、走行距離が200kmになりました。
今回は、「未知の乗り物、電動バイクに試乗してみた」というだけに留まらず、日常ユースから気付いたところをご紹介していきましょう。

まず、大きく慣れが必要なのがバッテリーの残量メーターです。
通常のガソリン車では、「F」で満タン、「L」で残量0、走行中でも停車中でもメーターは今の残量を表示。これが基本中の基本ですよね。
しかし、この基本が電動バイクでは大きく異なるのです!

走行中と停車中ではメモリの表示に違いがあり、登坂路と平坦路でも違いがでます。
充電が足りない状態でも、バイクを停車したままでは残量メーターはフルを示す「H」を指します。
長年親しんだ感覚とは違う動作をするこのメーターに慣れるには、しばらく時間がかかりました。

その理由は、普通のバイクのようにガソリン残量を計測しているのではなく、電動バイクに積載しているバッテリーの電圧を計測しているところにあります。

つまり電動バイクの残量メーターは、その時その瞬間のバッテリー電圧を示しているのです。

ですから、充電がほぼされていない状態でもアクセルオフの状態、つまり無負荷の状態では、正しいバッテリー残量を示す事が出来ず、本来の残量よりも高い値を示す訳なのです。

また、坂道走行など高負荷の状態では、残量メーターの値が低くなります。
これは、物理的にインホイールモーターが高負荷によって回転が下がり、一時的に電圧が下がってしまうためです。

さらに、電気製品ですから、ブレーカーも付いています。取扱説明書によると、長い上り坂や故障などで過電流の状況が続いた場合、ブレーカーが落ちる場合がある、と書かれています。

昔、中学校の理科や高校の物理の授業で習った「オームの法則」というのを覚えていらっしゃいますか?
『V=IR』とか、『P=IV』とかいうアレです。(Pは電力、Vは電圧、Iは電流、Rは抵抗を意味しています)
他にも、電流、磁束、力の方向を表す「フレミングの左手の法則」というのもありましたね。

電動バイクには、内燃機関も変速機もありません。積載しているバッテリーから発する電力と、モーターに内臓されている磁石から発する磁力を利用しモーターを回転させて、それを推進力として走っています。詳細な技術解説はさておき、簡単な機構で出来ているだけに、物理的な法則と深い関連がある、ということだけは理解しておいて損はありません。

やや複雑になってしまいましたが、日常的な観点に戻って、電動バイクの電気に関する特性に話を戻しましょう。

これまで残量メーターの表示が見たままではないことをお伝えしてきましたが、では、どのようにして残量を知ることができるかというと、実はとても簡単!平坦路を走行中に、残量メーターをただ読めば良いのです。

電圧が安定しない登坂路の走行中や積載過多ではない状態であれば、バッテリーに残っている電力が概ね正しく表示されます。

次に挙げられる特性として、バッテリーの減り方が極端という点があります。
具体的なシチュエーションでいうと、バッテリーの残量が1/3程度あったのに、ほんの1~2km走行したら急に減っていった、というようなことがあります。

皆さんも、ノートPCや携帯電話などで、バッテリーの残りがまだあったはずなのに、見る見る減ってしまった、という経験をお持ちではないですか?バッテリーで動いている電動バイクにも、同様の特性があります。

これらの事柄を踏まえて、またバッテリーの寿命を長持ちさせるためにも、いつもバッテリーをフル充電に保つ、というのが、電動バイクと上手く付き合っていくコツのようです。

皆さんも電動バイクの特性をより深く知って、より楽しんで下さいね。

 
 
 

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