月別アーカイブ: 7月 2011

安全に乗るためには?


 

安全に乗るためには「バシャモブトウシ」?

電動バイクを安全に乗りこなすためには、まず車体がきちんと整備されているかチェックする必要がある。もちろん、製品としてメーカーから出荷されるときに点検整備はされているはずだが、自分が電動バイクのオーナーとなったからには最低限のことはできるようになっておきたい。手入れをすれば良好なコンディションで長く乗り続けられるのは、自転車でも電動バイクでも同じである。「バイク」というと何だか難しい気がするが、「電動バイク」の場合、構造は基本的にシンプルである。気軽にメンテナンスを楽しんでもらえればと思う。

 

走り出す前にはまず車体周りに異常がないかグルッと見回してほしい。教習所で習った「ネンオシャチエブクトウバシメ」という言葉を覚えているだろうか。運行前点検の基本項目を表したものだが、電動バイクも基本的には同じ。つまり、ネン(燃料)=バッテリー残量、オ(エンジンオイル)=無し、シャ(車輪)=タイヤの摩耗や空気圧など、チ(チェーン)=インホイールモーターの場合は無し、エ(エンジン)=モーターまわり、ブ(ブレーキ)=ブレーキの効きやパッド残量など、ク(クラッチ)=無し、トウ(灯火類)=ヘッドライト、テールライト、ウインカー類、バ(バッテリー)=「ネン」に同じ、シメ(締め付け)=ボルトの増し締めなど。

 

こうして書き出してみるとエンジンバイクと比べて、チェック項目が少ないことが分かるだろう。構造がシンプルゆえのメリットである。電動バイク流に言いかえれば、「バシャモブトウシ」=バッテリー、車輪、モーター、ブレーキ、灯火類、締め付け、等をチェックしておけばまず安心だろう。

 

特に「タイヤ」や「ブレーキ」の状態は走行性能や安全性に大きく関係するため、必ず目視してほしいところだ。また、バックミラーやサイドスタンドなども、長く乗っているうちに振動などで緩んでくることがあるため、たまにチェックしてみて必要ならば「増し締め」しておこう。バッテリー残量についてはメーター誤差が大きいことが多く、停車中と走行中で残量表示が異なる場合も少なくない。メーターはあくまでも目安として、早めの充電をこころがけたい。

 

こうした最低限のセルフメンテナンスをしておけば、大きな故障につながる前に異常を発見して対処しやすいし、愛車と触れ合うことで愛着も一層増すはずだ。そのためには、ひととおりの工具セットを揃えておいて損はないと思う。何も高価なブランド品である必要はない。バイク用品店などを探せば、バイク用のリーズナブルなセットがあるはずだ。もちろん、自分では対処できないようなトラブルや重整備の場合、電動バイクを取り扱っている専門のバイクショップで診てもらうことをおすすめする。楽しみながらしっかりメンテナンスして、安全で快適な電動バイクライフを始めてもらいたい。

 

文/ケニー佐川

 

執筆者紹介
ケニー佐川 (佐川 健太郎)

Web!ke みんなのスクール」校長
モト・マニアックス」代表
ライディングアカデミー東京」校長
MOTOCOM」編集長

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳でホンダ初の2スト50ccスポーツモデル、MB50の“スピードとパワー”に魅せられて以来、バイク歴30年で乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
低速系からサーキットまでライテクに造詣が深く、ライテク関連記事も多数執筆。
メーカー系イベントや各種スクール、走行会などで講師を務める。「鈴鹿4時間耐久ロードレース」や「もてぎ7時間耐久ロードレース」など、モータースポーツにも積極的に参加。MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。
愛車はトライアンフDAYTONA675、CB1300SF、エイプ100。63年東京生まれ。

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電動バイクの特徴

電動バイクとは?

 

電動バイクの特徴

”電動バイク”と聞くと、「構造が複雑そう・・・」と考えるのではないでしょうか。最近爆発的に普及し始めたトヨタの「プリウス」に代表される、ハイブリットカーなんかをイメージすると、とても複雑で難解な構造をしているんだろうと思ってしまいますよね。ですが、”電動バイク”の構造は実際は非常に単純だったりします。親しみのあるガソリンスクーターと比べると歴然です。また、電動バイクのメリットはメーカーの広告に書かれて知っていても、ガソリンバイクと比べてデメリットは無いの?と疑問に思われる方もいるはず。そんな読者のために、電動バイクの疑問を紐解いていきます!

電動バイクの構成部品

ウィンカーやホーンなどの補機類を除くと、電動バイクが走行するために必要な部品は、以下の3つの部品で構成されています。

・走行用モーター
・モーター制御用コントローラー
・バッテリー

これを見て、もしかしたら「あれっ?これってラジコンとほとんど同じ・・・」と思われた方もいるでしょう。そうです!装置そのものの大きさは違えど、ラジコンと同じような構成部品で電動バイクは走ります!一方、ガソリンスクーターですと、「エンジン本体」、「燃料噴射装置(FI)」、「ECU(コンピュータ)」、「点火装置」、「燃料タンク」、「各種センサー(吸気温、排気温等々・・・)」、「変速装置(CVT)」など、ざっと思いつくだけでもこれだけあります。電動バイクは複雑というイメージがありますが、実際はガソリンバイクよりも随分シンプルな構成であることがお分かりいただけると思います。


 

電動バイクとガソリンバイクの比較

電動バイクは、従来からあるガソリンバイクと比べると、色々と違った特徴を持っています。ガソリンバイクよりも良い面は沢山ありますが、現状の電動バイクですと、ガソリンバイクに劣る面も多く存在します。電動バイクを使用する上で、ガソリンバイクとの比較を簡単な表にしてみましたので、参考にしてみてください。


 
電動バイクの特徴

 

1)燃費
電動バイクは、同じ車両区分のガソリンバイクと比べると、大幅に燃費が良いという特徴があります。実際どれぐらい違いがあるのか見てみますと、電動バイクである ProzzaのEV-R55 は電気代1円あたり約3km走ることができます(電気料金を17.05円/1kwhとして算出)。対して、ガソリンバイクであるHONDAのスーパーカブは、ガソリン代1円あたり約0.8km走ることができます(ガソリン代は150円/lとして算出)。ガソリンバイクの中で素晴らしい燃費を誇るスーパーカブと比べても、電動バイクは同じコストで4倍近く走るわけです!原油価格が高騰している今こそ、燃費の良さというのは魅力的ですよね。ただ、電動バイクは充電を繰り返すうちにバッテリーが劣化してくるので、バッテリー交換が必要になります。週末に使用する程度なら気にしなくてもいいですが、毎日通勤で使用したりする場合はバッテリーの交換コストも考慮しなければなりません。


 
2)走行可能距離
現在市販されている電動バイクのほとんどはガソリンバイクに比べると走行可能距離が大幅に劣ります。また、ガソリンの給油と違って充電には時間がかかるため、通勤途中で継ぎ足し充電というのも現実的ではありません。電動バイクは、よく考えてから使う必要があると言えます。ただ、うまく使えば何の問題もないことがわかります。例えば、通勤で使う場合は目的地までの往復距離を把握して、走行可能距離に対して余裕を持った充電に関しては、帰宅したら充電器を繋ぐ事を習慣化してしまえば、朝出勤するときには満充電なわけです。


 
3)静粛性
ガソリンバイクは、常にエンジンの音がします。そのエンジンの音がバイクの魅力でもありますが、早朝や深夜の住宅街での走行など、気を使う場面があるのも事実です。一方、電動バイクはほとんど自転車と一緒と言っても良いくらい静粛性に優れています。若干モーターから音がするものの、走行中はロードノイズと風切り音がメインで、とっても静かです。これなら気兼ねなく住宅街を走ることができるので、ご近所様に迷惑を掛けずにすみます。


 
4)環境性能
ガソリンバイクと違い、電動バイクは走行中に排気ガスを一切出しません。環境性能が問われる昨今、電動バイクや電気自動車はクリーンでエコな乗り物と言えるのではないでしょうか。


 
5)登坂能力
電動バイクは、同じ車両区分のガソリンバイクと比較して、登坂能力が低いという特徴があります。理由は2つあり、元々ガソリンバイクに比べて出力が小さい事と(50ccのガソリンバイクなら4馬力程度はありますが、同じ車両区分の電動バイクは馬力換算すると1馬力にも満たない出力です)、ガソリンバイクにある変速機がないためです。坂道が多い地区にお住まいの方は、注意しなければなりません。



 
いかがでしょうか?電動バイクにはまだ課題もありますが、付き合い方次第で即あなたの生活に溶け込めるほど進化してきていると思います。今後も目が離せない電動バイクです!

 

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200km試乗記

電動バイクに乗り始めて、走行距離が200kmになりました。
今回は、「未知の乗り物、電動バイクに試乗してみた」というだけに留まらず、日常ユースから気付いたところをご紹介していきましょう。
(さらに…)

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今なぜ電動バイクなの?

 

なぜ電動バイクなの?

最近、電動バイクが話題になっているが、そもそもどんな乗り物なのだろう。電動バイクが生まれた背景からその存在意義について考えてみたい。

 

20世紀初頭に欧米各国で一斉に実用化が進んだガソリンエンジンで走る2輪自動車は、その後約1世紀にわたり動力システムを大きく変えることなく進化してきた。特に20世紀後半は日本製バイクを中心とした排気量拡大によるパワー競争の時代だったと言ってもいい。それがここ数年来の世界的金融危機を発端とする燃料価格の高騰や、人々の環境問題への関心の高まりとともに、乗り物にもエコロジー的な発想が強く求められるようになってきた。

 

いち早く環境性能向上に取り組んだのは4輪メーカーである。プリウスに代表されるエコカーが世界的に売れている。これは「燃費の良さ」という経済性だけの側面で測れるものではない。高額なスポーツカーやラグジュアリーカーを簡単に買うことができるセレブ層がこぞってエコカーを買い求めるのは、それが現代の世相や人々の価値観を反映しているからだ。つまり、エコなライフスタイルであることが「カッコいい」とされる時代になってきたということだ。

 

ひるがえって2輪の場合、4輪に比べて環境対応は遅かったと言わざるを得ない。市場規模が圧倒的に小さいこともあって蔑にされていた部分もあるだろう。もともとが小型で軽量なので燃費性能に優れていたこともある。また、4輪のようにモーターやバッテリーなどのデバイスを収納するスペースに余裕がないため、どうしてもハイブリッド化などは技術的に難しい部分もあった。こうした理由から、昔から電動バイクはあるにはあったが、表舞台に出てきたことはなかった。それが近年、脱化石燃料への波はついに2輪業界にも及び、バッテリーやモーターの小型高性能化や制御ロジックの進歩に後押しされるかたちで、2輪の電動化が急速に現実化している状況だ。

 

電動バイクとはその名のとおり、電気エネルギーを使ってモーターを駆動させて走る乗り物である。従来のガソリンエンジンに例えるなら、燃料は「電気」でそれを溜め込むタンクは「バッテリー」、エンジンは「モーター」という位置付けである。シャーシや操舵系、ブレーキやサスペンションなどの車体まわりは従来のバイクとほぼ同じと考えていい。

 

駆動系はいろいろなタイプがあり、モーターが駆動輪と直結しているインホイールモーター式が現在の主流。エネルギーロスが少なく、構造がシンプルで故障が少ないなどのメリットがあり、スクータータイプのほとんどはこの方式だ。これ以外にも、ホンダのEV-neoのように自動遠心クラッチを採用するタイプや外国製にはチェーン駆動のスポーツバイクタイプもある。

 

電動バイクはガソリンエンジンに比べてエネルギー効率に優れ、ランニングコストが少なくて済むことや、排出ガスを出さずクリーンなこと、電気モーターゆえの静寂性などがメリットとなっている。その点で、時代のニーズにマッチした将来性のある乗り物と言えるだろう。

 

半面、充電時間が長くまだまだ航続距離が短かいこと、パワー不足で速度も遅いこと、無音ゆえに周囲に気付かれにくいなどのデメリットもある。エンジンスクーターや電動アシスト自転車が日常の手軽なコミューターとして普及している日本において、電動バイクならではの魅力をどう引き出していくのかが普及のカギになるだろうし、今後は性能のハイスペック化に伴う法整備の問題も出てくるだろう。

 

かように現在は黎明期にある電動バイクではあるが、今後そう遠くない未来において、モーターサイクルの主役に躍り出る日がやってくるかもしれない。バイク好きとしては、明るい希望を持って今からその動向を見守り続けたいものだ。

 

文/ケニー佐川

 

執筆者紹介
ケニー佐川 (佐川 健太郎)

Web!ke みんなのスクール」校長
モト・マニアックス」代表
ライディングアカデミー東京」校長
MOTOCOM」編集長

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳でホンダ初の2スト50ccスポーツモデル、MB50の“スピードとパワー”に魅せられて以来、バイク歴30年で乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
低速系からサーキットまでライテクに造詣が深く、ライテク関連記事も多数執筆。
メーカー系イベントや各種スクール、走行会などで講師を務める。「鈴鹿4時間耐久ロードレース」や「もてぎ7時間耐久ロードレース」など、モータースポーツにも積極的に参加。MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。
愛車はトライアンフDAYTONA675、CB1300SF、エイプ100。63年東京生まれ。
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インホイールモーターの中身!

だれもが気になる、インホイールモーターの中身って、こんななんですよ~!
 
ぐるぐる巻かれているコイル、わかりますか?
「見て納得」、ですよね。
 
※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

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100km試乗記

いま話題の電動バイクに乗り始めて、走行距離が100kmになりました。
新しいジャンルの乗り物に最初は不安もありましたが、実際は少々の初期トラブルはあったものの、実用には大きな問題もなく、毎日の通勤に大活躍してくれています!
(さらに…)

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鉛とリチウム

左が鉛バッテリー、右がリチウムイオンバッテリー。
 
ぱっと見のサイズは似たようなものですが、重量や容量(航続走行可能時間)は大きく違うんですよー。
 
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電バde通勤。

電動バイクで、はじめての通勤。
 
思っていた以上に快適!
結構走ったのに、一度もガソリンスタンドに行かないなんて体験、新鮮!
 
エコっていいかも。
 
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